最近知って、よい感じがするものをご紹介。
それは豆炭アンカ。
厚ぼったいお弁当箱みたいな箱で、中に敷いてある石綿に豆炭を一つ置きます。豆炭は、炭の粉などを固めた卵大の炭。
この豆炭アンカを布団に入れたり、ひざに置いたりして暖をとります。
レトロ感満載ですがアウトドアブームや災害時の備えとして、人気が高まっているようです。
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ゆっくり、じわ~と温まる。
驚いたのはお腹のあたりに置くと、お腹の奥まで温まる感じがする。
布団に入れると豆炭アンカの触れている部分だけではなく、布団全体がほんのり温かい。
空間と物に、立体的にほわわ~ん、と伝わってくる感じ。
内臓の奥まで温まり、腸内細菌が「あったかいよ~」と喜ぶ声が聞こえる、ような気がする。
これが炭の遠赤外線効果か!?
ん?もしかしてこれ、温かいだけではなく身体によいのではないか?
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温かいだけではない。
数十年間ほぼ変わらないという形、炭という昔から使われる熱源、口をひもで結ぶコーデュロイ製の袋。
形が変わらなくても支持され続けているのは、シンプルで完成度が高く、人が求めるものに合っているからでしょう。
新しいもので便利になるのはありがたいですが、新製品に追われるような現代ではレトロ感にほっとする。
極めつけは「スーパーマメタン(ミツウロコ)」のパッケージにどんと描かれたキャラクター。
黒い豆炭らしきものに顔があり、口元は笑みをたたえている。青のボディスーツに身を包み、明るい黄色のブーツとグローブ、赤いマントを付けて今にも空に飛び出しそうだ。そうだ、君はスーパーマ・・・ん?スーパーマメタンだ!
ゆるい・・・。もう、脱力。気持ちも、身体もゆるむ。
「時間がゆっくり進む。」
(ちょうど今、ラジオで又吉直樹さんがサラッと言った言葉)
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火は生命を表すと、風水ではいわれます。また、浄化の力も高い。
炭は火の塊みたいなものなので、豆炭アンカは火の力のチャージにもなるかもしれません。
また陰陽でいうと、冬は日照時間が短く、寒く、家にこもりやすいので陰に傾きやすい。
火は陰陽でいうと陽なので、陰陽のバランス調整にもなります。
火の力は火で調理した食べ物や、ロウソクの灯りでも取り入れられるので、食事のときにロウソクをともすのもよいでしょう。
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費用について。
電気代はかからず、ランニングコストはほぼ炭代のみがかかります。
豆炭一つで12時間以上温かい。
*豆炭および豆炭アンカは複数のメーカーが製造しています。以下に紹介する内容は、筆者がネット通販でたまたま見て購入したミツウロコヴェッセル社(以下、M社)製に基づいた内容です。
価格はネットで見ると、販売店によって異なり倍以上の差がありました。
以下、およその価格です(いずれもM社製の場合)。
●豆炭アンカ 本体
・ホームセンター・・・3,000~4,000円 *取扱は店舗に確認
・ネット通販・・・おおむね5,000円前後。店舗によっては10,000円も。
●豆炭
・着火剤なし・・・12kg(約240個)入、約24時間/個、1,300~2,700円。単価5円/個(安値時)
・着火剤付き「スーパーマメタン」・・・1.5kg(約30個)入、約12時間/個、1,000~2,000円。単価33円/個(安値時)
*使用環境によっては熱いくらいの場合もあります。
*スーパーマメタンは着火時に着火剤の臭い・煙・炎(20cm位)が出ます。
*火の取扱い、一酸化炭素、低温やけど等にご注意ください。詳しくはメーカーホームページをご確認ください。
*紹介の情報は2021年1月初旬時点のものです。
・泰・
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