歯の治療の後に

数年前に耳にした、歯科治療の話が長い間気にかかっていました。

ある治療師が気付いた、歯のインプラント(以下、インプラント)の話しです。

オステオパシーの施術で頭の状態を診ていると、頭蓋骨がロックされたように硬く感じられる患者が何名か続いた。その方たちは共通してインプラントをしていたそうです。

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インプラントは、抜けてしまった歯の部分の顎(あご)の骨に人工の歯根を埋め込んで、歯を補う方法です。入れ歯やブリッジに替わる方法として広まってきました。

20年ほど前に初めて知ったときは、便利なものができたな、と単純に感心していました。

けれども先の治療師の話しを知り、気を付けた方がよいかもしれない、なぜ頭蓋骨がロックされたようになるのだろう?と疑問を持ちました。

とはいえインプラントと頭蓋骨の関係は他に聞いたことがなく、また頭蓋骨の動きを意識しながら治療をする歯科医師はほとんどいないと思われたので、歯科医師には聞けずにいました。

先日、ある歯科医師のセミナーに参加する機会を得たので、思い切って質問してみました。

この歯科医師は、歯だけではなく身体全体の状況を確認しながら治療をしていて、必要があれば整体師と連携して治療にあたっておられたからです。

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インプラントと頭蓋骨の動きは関係するのでしょうか?

歯はずっと同じ位置に固定されているように見えるが、歯の根は歯根膜というクッションのように弾力性のある組織に包まれていて、いつも少しずつ動いている。インプラントは顎(アゴ)の骨に人工の歯を固定するので、動くことはない。このため頭蓋骨など他の骨が動きにくくなるという影響はありうる、という。

ただインプラントを一概に否定するものではなく、インプラントをしたなら影響をカバーするために整体などでサポートするのが望ましい、とのことでした。

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インプラントをした場合、繊細な状態をサポートするなら、繊細なオステオパシーの施術はふさわしいのではないでしょうか。

インプラントだけではなく、歯科治療全般は脳に近い部分を扱いますし、歯は全身の状態と大きく関係しているといわれるので、歯の治療を受けたなら合わせてオステオパシーでケアすると、身体が整いやすくなると思います。


・泰・

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