音楽との出会い夜中にふと目が覚めてラジオをつけると、えもいわれぬ懐かしいような美しい音楽が流れてきた。古い、SP版レコードのような少しくぐもったやさしいバイオリンの音。曲が終わると、アナウンサーが曲名や由来を述べた。1900年代初頭の録音だという。音と音の間をつなげた演奏が絶妙で現代の演奏者にはないと、かなりの音楽好きであろうアナウンサーは感動しながら褒めたたえていた。半分眠りながら演奏者が「クライスラー」とだけ記憶して、そのうちまた眠ってしまった。後日インターネットで調べると「ロンドンデリーの歌」というアイルランドの民謡で、クライスラーは1800年代後半に生まれたバイオリニストであり作曲家だった。ネットでCDを探していると、YouTubeにクラ...2020.09.24 08:52その他
ひたすらに鉦を叩く秋の夕暮れ、コオロギの声とともに聞こえるキンキンキン……声の主は「カネタタキ」。鉦を叩くような音だから、そう名付けられたらしい。名前を知るまではとりわけ気にも留めていなかった。名前を知ってからはもう、金属を叩く小さな虫の姿が浮かんでしまう。甲高く短い音はひたすらな姿を思わせる。昔の人はなんと見事なネーミングをしたのだろう。***世界中それぞれの地に伝わる神話がある。ストーリーはもとより、神様の名前はたいへん意味があると聞いたことがある。ストーリーは時の政治の都合で変えられる場合があるけれど、名前は音や文字としてわりとそのまま伝えられるから大切なことが込められている、と。日本の神話でとてもインパクトを感じた名前は「ウマシアシカビヒコジ...2020.09.15 03:42その他
地震がきたら地震や災害があると、よく思い出す顔がある。中学の同級生だったD君。校内暴力がニュースになっていた数十年前、当時通っていた中学校は荒れた学校として界隈で知られていた。古かった木造校舎がちょうど新しく建て替えられ、途中から白い鉄筋の校舎に替わった。が、見る間に壁は汚され、ガラスにヒビが入り、トイレは壊された。毎年、卒業式には「お礼参り」があった。日ごろ厳しく指導をしていた先生は式の後、一部の卒業生から今までのお返しとばかりにボコボコにされ、翌日、体のあちこちにアザを作り包帯をぐるぐる巻いて出勤してきた。あるいはしばらく姿が見えないと思っていたら白い三角巾で腕を吊ったり松葉杖をついたりして現れた。今なら警察沙汰である。年に数回、7~8人く...2020.08.19 01:20その他
はじめまして。はじめまして。このたびオステオパシーキャロットさんのブログに参加させていただくことになりました泰(たい)です。子供の頃より、自然や不思議なことに関心があり、数年前まではスピリチュアル業界で仕事をしていました。同時に、いまこの世界に生きているので現実も大切と思っており、美容、金融、法律などの仕事にも少したずさわってきました。見えるものと見えないもののつながりを意識しながら、健康や風水などをゆっくり学んでいます。このブログでは健康やスピリチュアル、お金、風水、またたわいもないことなどをゆるゆるつづっていければと思います。どうぞよろしくお願いします。(泰)2020.07.09 10:55その他